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2017年5月27日土曜日

わさび版ドラ(映画)の感想もたらたら綴る その1(のび太と恐竜2006)

わさび版どらの感想も書いてくんだぜ。
DVD買ってないからAmazon Primeで観てる。


ネタバレしてます。



リスタート

ドラえもん のび太と恐竜2006(2006)

やってきましたわさび版ドラ。まず、僕のそもそものわさび版ドラに対する気持ちを聞かれてもいないのに長々と語っておくとですね。やっぱり昔からのファンの多くと(多分)同じように最初は思いっきり拒絶反応を示したわけですけど、最近はこれはこれでいいかな、と思えるようになったんですよね。"日本の国民的アニメ"、って言われて想像しそうな諸作品の中では、一番原作とアニメオリジナルのバランスが良い塩梅に仕上がってるんじゃないかな、と個人的には思います。まぁ他の国民的アニメは原作がドラえもんよりも毒多めで小さい子向けではなかったりしますしね。ドラえもんは基本的に学年誌とかに載る子供向けの面が強いですから。中にはおやおやと思う改変もありますけど、叩きたいだけの層から叩きやすいように切り取られてるようなかわいそうな部分もあるように思います。今の子供も楽しめるように色々努力してる(かつ原作を言うほど壊してない)今のドラえもんを僕は段々好きになってます。イメージだけで叩いちゃ駄目ですね。
ちなみに我が家の子供はのぶ代版ドラ(大長編)を観せてから、わさび版ドラも見だしましたけど、特に声についてはなにも言わずに普通に観てますね。某N○Kのサボテンとイスの番組でもスイちゃんが前触れもなく突然変わったとき何も言わなかったし、文句を言うのはいつも大人で子供は何でも楽しめる能力があるんですね、とかあったかニコニコ子育てブログみたいなことも一応書いておきます。イクメンオブザイヤー2017。


そんなこんなでようやく本編の感想に入ります。もう前置きの段階で読者ゼロになってる気もしてますが気にせず書きます。

止めときゃいいのに後の劇場作品でも
度々登場する
序盤は非常に良いですね。ほぼ原作通り。少し違うのがのび太パパの説教の場面。原作ではママと同じように怒って、同じようにのび太に追い払われるコメディパートだったのですが、本作では親父がノスタルジー全開に良い話を展開します。これはこれで僕は(自分が親父の立場になったからかもしれないけど)好きな改変でした。また、自力で恐竜研究をするのび太を温かい目で見守ってやろうとドラえもんが表情を模索する時に、いくつか変顔を披露するのですが、その時の変顔が漫画原作で登場した変顔で占められています。"温かい目"を模索してなんであんな表情になるんだよというツッコミもごもっともですが、なんとか旧来のファンに対して"リスペクトを以て作ってますよ"ってのを表現したかった気持ちが溢れ出たのかな、と個人的には好意的に解釈してます。Beat CrusadersとAsparagusのスプリットでAsparagusがBeat Crusadersのカバーでやったような手法ですね。違いますね。

上:ぴーすけ
下:ぴーすけ
後半は結構色々旧作と変わってるところがあるのですが、個人的に悪役を退治した後、自力で(ピー助と)日本まで帰る追加エピソードは◎でした。悪役退治後すぐ別れる原作通りの感じだとピー助と各位の繋がりが弱い感じがするんですよね。それが日本までの旅路を共にしたっていうエピソードによってより絆が強調される感じがして、僕は好きでした。お涙頂戴万歳だ。あと、そういう追加エピソードの効果もあってジャイすねしずか脇役どもの活躍が増えたのもよかったんじゃないでしょうか。みんなが主役だよ!
なお、出木杉くんは今回も出てこない模様。

悪かった点としては、せっかく綺麗になった作画なのに中盤以降、"これ「ペイント」で描いたの?"って感じの作画崩壊が頻出すること。漫画のタッチに寄せたかったのかな、とも感じなくもないんですがデフォルメというには違和感が大きすぎて手抜きにしか見えずマイナスポイントにしかならなかったです。
主題歌は夏川りみさんの"ハグしちゃお"とスキマスイッチの"ボクノート"。特に感想はないです。



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